3~5歳向けの絵本です
『こすずめのぼうけん』 ルース・エインズワース/作 石井桃子/訳 堀内誠一/画 福音館書店 1976年
やわらかい巣のなかにいたこすずめに、ある日おかあさんすずめが飛び方を教えます。教わった通りに羽を動かしたこすずめは、地面に落ちずに飛び続け、このまま一人で世界中を見ようと決心します。でもそのうち疲れてきて、いろいろな鳥の巣で休ませてもらおうとするのですが…。
「ぼく、ちゅん、ちゅん、ちゅんつんてきりいえないんです」と繰り返すこすずめに、子どもたちも心細い思いを共感するでしょう。最後におかあさんすずめとあえた時、みんなは、どんな顔をするでしょうか?
新生活が始まったばかりの子どもたちに、読んであげたい1冊です。(by su-san)