図書館からのおススメ絵本 ~Vol.123~

6歳~向けの絵本

『びゅんびゅんごまがまわったら』 宮川ひろ/作,林明子/絵 童心社 1982

こうすけの通うかえで小学校には、みんなが大好きな林の中の「あそびば」がありました。霜の降りたある日、こうすけは一本橋から足を滑らせ、けがをしてしまいます。それ以来、「あおそびば」には鍵がかけられ、入れなくなってしまいました。

みんなは鍵を開けてもらおうと、校長室に直談判にいきます。校長先生の答えは「びゅんびゅんごまを回せるようになったら、頼みも聞こうじゃあないか」。子どもたちが一生懸命練習して校長先生に見せに行くと、今度は手と足の2つ回しにチャレンジです。3つ、4つとこまは増えていって、とうとうあきらめる子も出てきてしまいました。さて、子どもたちは校長先生に鍵を開けてもらうことができるでしょうか。

作中に登場する、どこか懐かしい「あそびば」やこま、草木の工作に、読み終わってからも「私たちの小さい頃はね…」と話しに花が咲きますよ。(by su-san)